Magnolia Tech

いつもコードのことばかり考えている人のために。

YAPC::Fukuoka 2025へ行ってきた

yapcjapan.org

今年もYAPC、Yet Another Perl Conferenceへ参加した。

今年は福岡開催なので、「YAPC::Fukuoka 2025」というイベント名になっている。

去年、「YAPC::Hakodate 2024」に参加した時の体験があまりに良かったので、やはり年に一回YAPCに参加することで得られる何かが有るなと思ってチケットを押さえた。


昨年のYAPC::Hakodate 2024ではスタッフとして参加していて、終日メインホールの運営を担当していた。そのため、特にトークの選択、という悩みもなく、ひたすらメインホールのトークを聞いて過ごしていたのだけど、今年は一般参加だったので、どのトークを聞くか?(または聞かないで交流に時間を使うか?)という「選べる悩み」が発生してしまった。

聞いたトークをざっと振り返ると、こんな感じ

speakerdeck.com

speakerdeck.com

speakerdeck.com

speakerdeck.com

speakerdeck.com

speakerdeck.com

www.clear-code.com

speakerdeck.com

speakerdeck.com

speakerdeck.com


そのトークの誕生のきっかけに貢献した、という経緯で聞いたものも有るし、単純に興味深い内容だったので聞いた、知り合いだから聞いた、キーノートだから全員聞くものだった、などなど、色々な理由で聞くトークを選択したのだけど、今回は本当に聞きたいトークがバッティングしまくりだったし、偶然聞いておきたいトークが良かった、という体験ももっとしてみたかった。

あと、今回は「踊り場」という企画が本当に良かった。あそこにはYAPCらしさの大事なことが詰まっていたと思う。


初めて参加したテックカンファレンスがYAPC::asiaだったこともあって、今でもYAPCだけは特別な思い入れが有る。YAPC::Tokyo 2019、YAPC::Hakodate 2024ではスタッフ参加もしたし、今や登壇している人やスポンサーブース、スタッフ、一般参加者に知人・友人もめちゃめちゃ多い。本当にホームと言える場所がYAPCだ。

参加すると、実家のような心地よさがある。

イベントの最後になるとみんな一番大きなホールに集まって、全員でノリの良いLTを聞いて、キーノートを聞いて、クロージングを聞いて締める...この流れが本当に好きで、毎回LTが始まる前の休憩時間で「あーこの雰囲気いいよなー」って思っている。

懇親会もいいし、その後の二次会(三次会)も最高だった。いい話ばかりをすることができた。

今年も新しい出会いも有ったし、お久しぶりの人も居た。

人の縁の広がりを感じる。

テック・カンファレンスに参加するのは、色々な意味がある。資料を見るだけならアップロードされたものを見ればいいけど、直接質問できる、みたいなところも含めて、そこに居るからこそできることがある。


思い出の写真、いくつか

リジェクトコンの開催

今回、ぜひLTをやりたいと思って、おそらく生まれて初めてまともにプロポーザルをちゃんと書いて応募したけど、残念ながら採択されなかったので、スポンサーの方々にご協力いただき、リジェクトコンを開催することにしました。

ぜひ参加登録してください、登壇してください(今日の時点で登壇が少ないので、ちょっと不安...)

さいごに

来年のYAPCは久しぶりに東京に帰ってきて、YAPC::Tokyo 2026となることが発表された。

ホールを出て、sotarokさんを見かけて、「あ!」と気付いた。

そうだ、大吉祥寺.pm 2026のベストスピーカー賞はJPAとの共同開催という立場を利用して(悪用して?)、「来年のYAPCで話せる権」だったことを急に思い出し、話しかけたら、「確かに!」となって、上記のポストに繋がっている。

なお、大吉祥寺.pm 2025の開催段階では次回のYAPCが開催されるのか、どこで開催されるのか、いつ開催されるのか一切決まってない状態だったので、こんなオチになるとは思わなかった。

おそらく規模も大きくなると思ったので、懇親会でコアスタッフに協力してと言われたので、即答で「なんでもやるよ」と答えておいた。

というわけで、また来年!

初めてのGo言語 第2版

ちょっとしたコマンドラインツールを書くのに今までGoで書いてなかったなーと思って、最近の情報にアップデートされたリファレンスが欲しくなったので、初めてのGo言語 第2版を買ってきた

表紙に「他言語プログラマーのためのイディオマティックGo実践ガイド」と書かれているものの、そこまで何か他言語との比較が書かれている訳ではなく(たまにさらっと言及される程度)、サードパーティ製モジュールも含めて網羅的なガイドになっている

割と章ごとに独立して読めるようになっているので、どちらかというと、一度なんらかの言語を習得している人であれば、分からないことが出てきたときに必要なところを読めばいい、ということを想定していると思われる

「初めての〜」と付ける割にはページ数もなかなか有るので、全部頭から読む、というよりは、実際のコードを見様見まねで書いた後に、「これって背景はどんな感じなんだろう?」と思いながら、読み進めていく方が良さそう

Fastly Yamagoya Nightへ参加した

kazuhoさん、miyagawaさんが喋っているところを生で見られる機会!ということでFastly Yamagoya Nightへ参加した

fastly-japan.connpass.com

イベント全体が赤を基調としたデザインになっていて、照明も含めて赤!

SFっぽい!

会場の写真は撮りわすれてしまった


都合により遅れて行ったので、ちょうどKazuhoさんの発表が終わるくらいのタイミング...全部聞きたかった!

「Fastly Compute をローカルで動かそう!〜最新の開発ツール事情〜」という発表が特に興味深く、やはりクラウド、エッジコンピューティングといってもローカルでの開発体験は重要だし、アジリティを出すためには敷居を低くしていかないといけないんだなーと思った

そして、miyagawaさんによる「How Fastly develops and operates HTTP Protocols at Edge」

オープンソース版のH2Oをどうやってプロダクション環境に適用させていくか?という話がいつも聞いているおなじみの声で説明されてて、感動してしまった

巨大トラフィックを扱う上では仕様よりも動く実装が求められる場面が有り、そのステップというか、苦労話が興味深かったなー


懇親会では、何人かの方々とお話ができて満足

こんな時に、ぐいぐいと話しかけられるくらいには成長した気がする

お土産にロゴマーク入りのどらやきをいただいて、帰宅!

「KAKEHASHI Tech Encounter #2 meetup」へ参加した

しばらくイベント運営にだいぶ時間を使っていたので、イベント参加の予定も特に立てていなかったのだけど、ふと何か参加するか、と思ったタイミングで開催告知を見つけて、前日に参加登録

先日のHono Conference 2025で、スポンサーをされててブースを出されてたのもきっかけの一つ

kakehashi-dev.connpass.com

まずは、けいたろさんによるカケハシのサービス「Musubi」の紹介、続いて社員の方々によるパネルディスカッション

サービスの紹介にしろ、社員のパネルディスカッションにしろ、自分たちの提供する価値に凄く意識的だし、何をやろうとしているのか、そのWillが明確で良かったなー

「薬歴」、という普段一般の人が見えない世界にこれだけの価値が有り、そこにたくさんの人が関わっている、ということが分かって興味深かったです

そして、オフィスで開催される小規模なイベント、というところも良かったですね

今後は毎月開催されるそうで、次回の開催も決まっています

kakehashi-dev.connpass.com


帰りはほかの参加者の方と、近くの中華料理屋へ

美味しかった!

テックカンファレンススタッフをやる上で気をつけていること

ほとんどこのポストで言い切っているのだけど...

テックカンファレンス、主催&実行委員長、コアスタッフ、当日スタッフと、それなりに色々な役割をやってみて、ここは大事だなと思ったポイントをまとめました

  • 歩きやすい靴を履く

    休憩時間を除くと、ほぼ立ちっ放し、歩きっ放しになるので、慣れた靴、歩きやすい靴での参加は重要です

  • ご飯はちゃんと食べる

    スポンサーがつくようなイベントの場合、スタッフ弁当が出ることが多いですが、自分が食べられる時間を確認して、必ず食べるようにしましょう 運営としても、余ると困るので食べ切ってほしいし、なにより長丁場のイベント、空腹では後半動けなくなります

    あと意外とお弁当タイムが貴重なスタッフ間の交流時間にもなりますしね

  • 当日の持ち物は最小限にする

    イベント会場、スタッフ用の休憩室、控室はちゃんと準備されますが、荷物はイベント時間中、そこに置きっ放しになるので、最小限の荷物に絞り込んでいきましょう

    あらかじめ使わないことが分かっていれば、PCも持って行く必要は有りません

  • 貴重品はサコッシュなどで身の周りから離さないようにする

    イベント時間中は、荷物は控室に置いて行くことになりますが、財布などの貴重品は自分で管理する必要があります...またスタッフ間の連絡にslackやdiscordを使うことが多いと思いますので、持ち歩く必要が有ります

    ズボンのポケットなどに入れておくと動きづらくなるので、サコッシュなどを用意して常に身につけておけるようにしましょう

  • スマホは通知がすぐ分かるようにする

    スタッフ間の連絡がスマホのdiscordなどに届くので、必ず気付けるように通知をオンにして、届いたら気付けるようにしましょう

    スマートウォッチと連動させるのも有効ですね

  • 持ち物にお名前シールで名前が分かるようにする

    運営に使う私物のPCや、HDMI変換コネクタとか、スマホなど、とにかく持ち込んだ物、持ち歩くものは誰の物か分からなくならないようにお名前シールを貼って区別できるようにしましょう...テックカンファレンス会場は開催日にしか行くこともないので、落とし物になってしまうとか、別の人の荷物に紛れ込んでしまうと回収がめちゃめちゃ大変です

あと、持ち物に加えてポイント

  • 香盤表はしっかり読み込む

    大抵のイベントでは、スタッフ全員に、それぞれの配置や対応時間をまとめた「香盤表」が配られます

    これは必ず読み込んでおきましょう...全員を把握する必要はありませんが、自分が行動を共にする人はどんな人が居て...とか、当日スタッフの対応をしてくれるコアスタッフはいつどこに居るか、くらいは押さえておきましょう

  • 見たいトークはコアスタッフにちゃんと宣言する

    スタッフであってもどうしても見たいトークは有りますね、見たいトークは必ず宣言をしておきましょう...勝手に持ち場を離れるのは良くないですからね

  • 周りのスタッフの顔と名前を覚える

    せっかくの機会なので、周りのスタッフの顔と名前はしっかり覚えて、次に別のイベントで会ってもすぐに思い出せるようにしましょう...自信が無ければ、「セルフィー撮りましょう!」と言って、写真を撮ってしまえば思い返すことができます...この方法はお勧めです!!


割と賛同してくれる人が多くて良かった


というわけで準備をしっかりして、テックカンファレンススタッフをやっていきましょう!!

『カーニハンのUNIX回顧録』

UNIXの歴史や、現代のコンピューティングにもたらした成果、みたいなテーマを扱った本はたくさん出版されているし、自分もよく読んでいる気がする。

UNIXAWKの開発に携わったことで有名なブライアン・カーニハンのUNIXの開発に関する回顧録が出版されていたので、早速買って読んでみた。


www.maruzen-publishing.co.jp

  • 第1章 ベル研究所
  • 第2章 最初のUNIX(1969年)
  • 第3章 第1版(1971年)
  • 第4章 第6版(1975年)
  • 第5章 第7版(1976年~1979年)
  • 第6章 研究の先へ
  • 第7章 商業化
  • 第8章 子孫たち
  • 第9章 遺産

回顧録、というタイトルの通り、ベル研究所での活動や、UNIXに関するさまざまな歴史的なできごとを振り返る構成になっていて、それ自体で何か新しい技術が身に付く、というものでもないけれど、我々が普段使っている技術に繋がるさまざまなツールがどのような時代背景から生まれたのか、それがブライアン・カーニハンの視点で語られるところが非常に興味深い

ちょっとした時間に拾い読みする、くらいの感じがいいかも

HonoConf 2025でスタッフをやってきた

2025年10月18日に開催されたHonoConf 2025でスタッフをやってきた

honoconf.dev

当日の様子はアーカイブ動画も公開されるそうなので見てみてください。

そもそもHonoとは?という方は以下のサイトを見てください

hono.dev


遥か昔、yusukebeさんが開催されていたPerl Casualというイベントが有り、自分のコミュニティ原体験がそのイベントの楽しさに感動したことだったので、Hono Confのスタッフ募集の告知にすぐ反応して参加

(大吉祥寺.pm 2025の準備と完全に被っていたのに...)

準備期間は主にスポンサー対応を担当...いくつかのスポンサーの声掛けとか、その後のやり取りとか...メールをひたすら送ってました

あとは事前の会場下見に行ったので、バナースタンドのサイズを確認したり...

到着した荷物の事前点検をしたり...

そんな役割をしていました

当日はスポンサーブースの運営を行い、準備時間はバタバタしていたものの、始まってしまえば順調そのもの...事故・事件無く、最後まで走り切った

イベント期間中はどうしてもイベント全体を歩き回って「問題無いよねー」とチェックする方に意識が集中してしまうので、敢えてトークを集中して聞かなかったのだけど(なので、トークの内容や、感想は別の方の感想を見てください)、イベント全体の楽しそうな雰囲気は伝わってきたし、一つのWAFがこんなに広がってみんなが話す場が有る、というのが「インターネットだな」と思った

懇親会含めて、初めましての方、いつもの方、最近話す頻度が増えてきた方...さまざまな人と話せて良かった...やっぱりリアルの交流は大事だよね!

最近、技術スタッフの細分化や、進化が激しく、久しく忘れてたYAPC::asiaに感じた「あの頃のインターネットがここに有ります」という感覚だった

Honoを中心にいろいろな周辺の話が聞ける、というのが良かったんだと思う

来年の開催はまだ分からないけど(今回は去年に続いて2回目)、開催される時にはまた参加したいな、と思ったイベントでした