SQLほど、変化も少なく、かつ長く現役で使える技術もそうそう無いのでは?と思えるくらいずっと生き残っている。ただ、普段から書いてないと確実に忘れる。全体を忘れる、というより色々なことが抜けていくものです。
今やRDBだけでなく、いろいろなデータソースをSQLで操作するインタフェースが用意される時代、改めて素のSQLは手に馴染ませておいた方がいいのかも、と思って『初めてのSQL 第3版』を買ってきました。
MySQL 8.0ベースで実際に動かせるSQLのサンプルや演習問題が載っていて、主にSELECT中心に学ぶことができる1冊。内容的には前半をきっちり写経から始めて、演習問題をやっておけば十分ですね。
巻末にはApache Drillを使ったRDB以外のデータソースへのアクセス例も載っていて、やはり応用が効くな、と思える構成になっています。
ORM経由でしかデータベースへアクセスしていない、という方も多いかと思いますが結局はSQLに変換されるので、内容は必ず押さえておいた方がいいでしょう。
あと、SQLは集合の概念の上に成り立っているので、通常の手続き型のプログラミング言語とパラダイムが違うところも、逆に良いというか、違う発想、視点が身につくところがいいですね。