Magnolia Tech

いつもコードのことばかり考えている人のために。

macOS Sequoia設定メモ

macOS Sequoiaをインストールした時に変更したOS設定や、macOS固有の開発環境構築の記録の覚書

なるべくデフォルト設定から変えない方針だけど、それでもトラックパッドや、キーボード周りはどうしても操作性に直結するし、過去からの慣習もあるので、設定項目がそれなりに有る。環境を載せ替えたり、OSのバージョンアップ時に迷わないように、設定根拠と共に書き残しておくようにしている。


OS自体のインストール中に設定する項目(Wi-FiSSIDiCloudのアカウントなど)はウィザードに沿って作業するので、設定忘れも無いため、ここでは割愛


Sytem Settings

Trackpad

MacBook内蔵のTrackPadと、外付けのMagic Trackpadの併用を前提に以下の設定を変更

  • Tracking speedをモニタの解像度に合わせて変更

    • MacBookの内蔵モニタをDefault設定で使う場合は、真ん中くらいの位置
    • 外付け4KモニタをMore Spaces設定(3840 x 2160)で使う場合は、最もFast`側の位置
      • モニタの解像度を一つ下げる度に、Slow側へ一つずらす
  • Tap to clickを有効に変更

    これをオンにした方がTrackpadの本来の操作性だと思っているので、必須の設定

あと、More Gesturesに便利ジェスチャーが有るので、チェックすること

Keyboard

US配列の内蔵キーボード、HHKBレイアウトの外付けキーボードの併用を前提に以下の設定を変更

  • Keyboard Shortcuts -> Modifier KeysCaps LockControlに変更

あと、Keyboard Shortcutsにはそのほかにも便利なショートカット設定がたくさん用意されているので、チェックすること(スクリーンキャプチャとかも複数種類ある)

Input Menu

  • InputメニューのLive Conversionをオフにする

    この機能、リリース以来一回もオンにして便利だったことが無い...

Keyboard設定でCaps LockキーをControlキーに割り当てたけど、Input Menuの一番下の設定メニューから辿っていくと(Input Sourceの種類によってメニュー名が変わるが行く先のダイアログは同じ)出てくるAll Input Sourcesの中にUse the Caps Lock key to switch to and from ABCという設定項目が有り、意外と便利かも...と最近気づいた...あと、この設定画面、スペル補正の実動実行など、大事な設定項目が多いので要チェック。

Finder

  • ViewメニューのStatus Barと、Path Barの表示を有効に変更

  • Settings...->General->Show these items on the desktop:と辿って...

    • New Finder windows show:をユーザーのホームディレクトリに変更

      デフォルトのRecentsだと雑多なファイルが並んで結局「どれだっけ?」となりがちなので...

  • Settings...->Sidebar->Show these items in the sidebar:と辿り...

コマンドライン環境

Local hostnameの設定

デフォルトではホスト名にユーザー名と機種名から構成される長い文字列が設定されるが、ターミナルのプロンプト表示にホスト名を含めることが多いため短いホスト名に書き換える。

General -> Sharing -> Local hostnameと辿り、Edit...を押下するとダイアログが表示されるので、例えばMBP2023など、そのLAN環境で識別可能な、なるべく短いホスト名に変更する。

フォントの設定

選び出すと無限の選択肢があるので、クセの無いsource-code-proをインストール。

github.com

Powerline用のグリフが最初から含まれていて、別途パッチを充てたりする必要がないところがお勧めのポイント

iTerm2のインストールと、設定

OS標準のTerminal.app以外にもたくさんの選択肢があるが、サードパーティ製の中では定番のiTerm2をインストール。

  • インストーラは公式サイトよりダウンロード

    iterm2.com

  • カラー設定は、以下の設定をインポート

    @aerealさん作のJapanesque.itermcolorsが個人的なお気に入り

    github.com

    上記のファイルをProfiles->[Profile Name]->Colors->Color Presets...->Import...より取り込む。

    取り込みが正常に完了するとColor Presets...Japanesqueの選択肢が増えるので、それを選択。light modedark modeの両方に適用するか確認のダイアログが出てくるので、Update Both Modesを選択(時間帯によって勝手に見栄えが変わるとせっかくの色設定が無意味になる)。

CommandLineTools

以下のコマンドでインストール

% xcode-select —install

新バージョンのリリース直後など、一つ前のバージョンがインストールされる場合が有るため、インストール後にSystem Settings -> General -> Software Updateにて最新バージョンの有無をチェックする。

また、homebrewCommandLineToolsのインストール状態のチェック機能が有り、以下のコマンドで確認可能。

% brew doctor

homebrew

公式サイトの内容に従ってインストール

brew.sh


こうして見てみると、あまり大幅な設定は変えてないな...上記以外にsshの設定とか、テキストエディタのカスタマイズ、プログラミング言語用の環境設定もあるけど、macOS固有ではないので、ここでは割愛

トラックパッドと、キーボード周りだけしっかり設定しておけば、いいかなと思った