Magnolia Tech

いつもコードのことばかり考えている人のために。

システム開発は「決めること」の連続

ほんとプログラムを書いたり、アーキテクチャ設計とかしていると、「変数の命名」みたいなレベルからコストを踏まえたミドルウェアの選定まで、影響の大きさの大小に関わらずたくさんの「決めること」が出てくる

個人開発では全部決められるかもしれないけど、受託だったり、自社サービスだったりすると、案は出せるけど、決める権限が無い、みたいな場面も多い。

でもそんな中でもプロとして、「こうあるべき」を提案できる人は、「決める立場」になった時に適切に決められるようになるし、「決める人の気持ち」への理解が深まり、より意思決定への関与が深めることができる...「君が言うなら、そうしよう」と言ってもらえるなら、それはもう「決めたも同然」なので。

「指示されたことをやりました」というスタンスを採ることは生存戦略の一つとして決して間違っているわけではないのだけど、「決める訓練」をしていない人が、「決める立場」になった時に適切に決められるか?という問題がある。

上手く組織を作る人は、権限の委譲が上手く、適切な範囲を「決めさせる」ことで成長を促していく。

そのチャンスを上手く使って、「適切に決められる人」になっていかないと、「雑に決める」とか「決めない(遅い)」とかが発生してしまう。

システム開発という、ひたすら「決めること」の連続である営みを通じて、「決める訓練」を積む、というのは有効なのではないか、と、そんなことを思った。