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いつもコードのことばかり考えている人のために。

『「人の器」を測るとはどういうことか』という本を読んだ

先日参加したクローズドな勉強会で『「人の器」を測るとはどういうことか』という本を勧められたので、すぐに買ってみた。

うん、値段とかもロクに確認しないで注文したのもよくないんだけど、新書くらいの本かな?と思って注文したら思いっきりハードカバーの本が届いた。

届いた時に、「あれ?何の注文だっけ」と素で分からないくらいには想定外の厚さだった。

そして、この本を一人で読める気が一切しなかったので(普段自分が読まない分野の本なので)、読書会を行うことにした。

このエントリは、そのための準備です。


この本では「プロセス・コンサルテーション」という手法を解説している。この手法は、「クライアントの思考プロセスに対するコンサルテーション」を行う。

本書では発達段階の測定方法を通じて、その手法を解説していく、という構成になっている。

この本の中で定義されている発達段階の推移は以下の通り。

段階 段階2 段階3 段階4 段階5
段階 手段・道具的段階 他者依存段階 自己著述段階 自己認識段階
他者の捉え方 自己の要求を満たすための手段・道具 自己イメージを形成するために必要なもの 協力者、同僚・仲間 自己の変容に貢献する者
自己洞察 とても高い

主に、他者との関わり、自己をどう捉えるか?という観点でまとめられている。

それぞれの段階の大きな特徴と、段階をステップを追って変容していく様子、その状態のインタビューを通じた測り方などが解説されていく。

段階2から5に至るまでには、16のステップが有り、少しずつ変わりながら先へ進んでいく、とのこと...