- 作者:Eric Evans
- 発売日: 2013/11/20
- メディア: Kindle版
10年前に初めて読んで、数年おきに読み返すようにしているのだけど、読むたびに自分の中でも感想が変わる一冊……エリック・エヴァンスの『ドメイン駆動設計』
世の中そこまで悪く無いというか、別に「ドメイン駆動設計を取り入れました!」と高らかに宣言しなくても、いにしえの時代からみんなちゃんとドメインと向い合ってきたし、相応の価値あるシステムを作り上げてきた。派手に失敗した(廃棄された)システムよりも、ちょっとトラブルが多い、なにか改修しづらい、影響が調べづらい…みたいな、アジリティが低いことは問題となったとしても。
そのアジリティの低さをドメイン駆動設計の概念により少しでも高めて行こう、というならば分かるけど、「ドメイン駆動設計を取り入れないと上手く行かない」となると違うんじゃないか。
コードがドメインを表現してほしい理由って後でコードの調査したり、改修する時の影響をギョーム的な観点で素早く適切に把握したい、という側面は大きいと思っていて、コードをどう書くか?も大事だけど、どう読ませるか?という議論はもっと大事で、キーワード検索だけにいつまで頼りますか?って話で
— magnoliak🍧 (@magnolia_k_) 2021年3月16日
何年かぶりにDDD本読んでるんだけど、コードがドメインを表現しろっては言ってるけど、テクニックの一つの方法論、実績としてこうやりましたって書かれてるけど、コードをこう書くのがDDDと言ってると誤読すると良くないよねって思った
— magnoliak🍧 (@magnolia_k_) 2021年3月15日
あと繰り返し言ってるけどギョームヨーケン聞いて作ってるんだからコードがドメインを表現してないってあり得ないんだけど、読み取りづらい状態はあり得るよね
— magnoliak🍧 (@magnolia_k_) 2021年3月15日
どう工夫するかは有るけどね
メインフレームでCOBOLって世界だって、きちんと設計はされていたし、ドメインと向かい合っていたわけで、ただその方法論に良い名前がついてなかったり、妙に原理主義的な主張だったりするから、一部の人の関心しか引かなかったわけで。
未来を見据えてコードを書こうとすればするほど、ドメインと向かい合う時間はおのずと長くなるはずなんだよね。