- 作者:ヴォーン・ヴァーノン
- 発売日: 2015/03/19
- メディア: Kindle版
『実践ドメイン駆動設計』の一節にこんなくだりがある。
ドメインエキスパートをプロジェクトに参加させる方法
コーヒーにきまっている。こんなユビキタス言語を使えばいい。「やあ、サリー。トール・ハーフスキニー・ハーフワンパーセント・エクストラホット・エクストラショット・ラテのホイップ入りだよ。ちょっと話したいことがあるんだけど、いいかな?」
いやいやいや...要たるドメインエキスパートが、その程度のコミット度合いでプロジェクトが上手くいくわけないでしょ…
これなんですよ、これ…そんなコーヒー奢って都合よく正解をもたらすとか、ないわけですよ! https://t.co/EmXABqhopv
— magnoliak🍧 (@magnolia_k_) 2021年4月11日
ドメインエキスパートって、事実上の設計者なんだよね。こうすべきって言えるのは、設計しちゃっているからなんだ。
— 杉本啓 (@sugimoto_kei) 2021年4月11日
僕が疑問なのは、そういう人をチームの外に求めるのが、設計するという営為に対する本当に優れた接近法なのかってことだな。https://t.co/5rm84iAEuq
ドメインエキスパート、「正解をもたらす人」ではなく、「一緒に考えてくれる人」と定義するとしっくりくる
— magnoliak🍧 (@magnolia_k_) 2021年4月11日
単に決められたことをやってただけ、みたいな人にいくら聞いても、「今そうしている」は答えてくれても、「これからどうすべきか」は答えてくれない
大抵、対象を「複雑」で「特殊」言いがち
なかなか”適切な”ドメインエキスパートを見つけることは難しい。だからこそ、正しい視点を持ったドメインエキスパートがコミットすることは大事なんだよね。
『ドメイン駆動設計』も『実践ドメイン駆動設計』も、なぜかドメインエキスパートに関しては深く踏み込んでいないし、なんだかすごく都合の良い存在に定義することで現実のプロジェクトの難しさの一番大事な部分に触れていないように読めるんだよね。それがそれぞれの本のスコープではないっていうことなんだろうけどさ。
- 作者:Eric Evans
- 発売日: 2013/11/20
- メディア: Kindle版