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いつもコードのことばかり考えている人のために。

『他者と働く--「わかりあえなさ」から始める組織論』を読んだ

「対話」によって、関係性の溝に橋をかけ、相手への理解を深め、新しい関係を築くための手法を、ナラティブというキーワードを軸に解説する本です。

自分は意見が合わない人が居ると、「この人がこのように発言する、意思決定することの裏にはどんな価値観があるのか?」ということを考えてしまうのですが、そのやり方が上手く形式知化、言語化されていました。

相手との新しい関係性を作る行為を「橋をかける」という表現で分かりやすく解説されています。


とはいえ、この本で解説されているように、そんな分かりやすく人の心が動くのか?というと、それは当然そんな簡単なことではないし、そんな簡単に分かり合える、なんてことも無いよなー、最後は結局「力こそパワー」みたいな展開になることも有るよなーとは思いましたが、まずは「価値観が違うんだ」という認識を持つことができればまぁいいんじゃないかなぁって思いましたマル。