ユニコーン企業のひみつ ―Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方
- 作者:Jonathan Rasmusson
- 発売日: 2021/04/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
『ユニコーン企業のひみつ』を買ってきたけど、その前に先日本棚から発掘した『アジャイルサムライ』も読まないとなーと思ってたら、同じ著者だと気づいた
— magnoliak🍧 (@magnolia_k_) 2021年5月5日
とりあえず連続で読んでみよう
結局、「権限・裁量をちゃんと与えましょう」しか言ってなくない?
— magnoliak🍧 (@magnolia_k_) 2021年5月5日
たぶんこの本の一番間違った使い方は、エライ人が読んで「よし、うちもこんな組織運営に変えるぞ!」って言い出すことなんじゃないかなって。
まずは、「メンバを信頼し、権限・裁量を与えても大丈夫な組織に変えていくために何をやるか?」から考えていくところが出発点ではないでしょうか。そういう意味では、そこはこれまでも散々語られてきたことなので、「ひみつ」なのかなーとまず思ってしまいました…(だからと言って、本書の価値が低いわけでは無いですよ)
あと、この本で頻繁に出てくる「プロジェクトでは◯◯はやらない」「エンタープライズ企業では□□はできていない」みたいな言説は、割り引いて読んでおいた方がいいかな。
結局、冒頭ででてくる、以下の言葉を鵜呑みにし過ぎない、ってことが大事だし、案外一番重要なのは「訳者あとがき』に書かれている、その後のSpotifyの組織変遷だったり、Spotifyモデルに対する評価だったりするのかも。
今どきのテック系ユニコーン企業のソフトウェア開発はこれまでとは別物だ。書籍に書かれているようなアジャイルなんてやっていない。もちろんスクラムもだ。ユニコーン企業のやり方はもう全然違っている。なんだかうまいことやっていて、スタータアップみたいな働き方で、エンタープライズ企業みたいなスケールを達成しているんだ。
そういう意味でも和書で読むことをお勧めします。
あとはコレに尽きる気もするけどね。
『ユニコーン企業のひみつ』、頻繁にスタートアップは…って出てくるけど、枕詞に「生き残った」ってつけて読んでいかないとミスリードされそう
— magnoliak🍧 (@magnolia_k_) 2021年5月5日
というわけで、次は『アジャイルサムライ』を読み直します。
追記
大事なことを書くのを忘れてた
2時間くらいで読み切ってしまったけど、読むことより、考えること、議論すること、行動することのきっかけに使った方が良いタイプの本だなって
— magnoliak🍧 (@magnolia_k_) 2021年5月5日
これ読むだけで何かが変わるわけじゃ無いし