技術書典15で「かまずにまるのみ」という素敵な名前のサークルの『プログラミング勉強中の人にオブジェクト指向とは何なのかなんとなく伝えたい本』という本を入手しました。
boothで買えます
オブジェクト指向について、初学者のために勉強のとっかかりとなるキーワードをサクっと教えてくれる本です。
オブジェクトとは何か、クラスとインスタンスとは何か、なぜオブジェクト指向を使うのか、といったことが短いながらも、ポイントを絞って解説されていて、「このくらいの分量なら読む気になるかも」と思わせてくれるところが良いところ。
そして、なによりこの本が素晴らしいのは、「教える立場の人へ」というページが用意されていて、初学者がどんなところでつまづくか、どんなことに気をつけて教えると良いのか、というところがフォローされている点です。このページが用意されていることでこの本のパワーはおそらく530倍くらいにはアップしていること、間違いなしです。
当然、わずか26ページの本でオブジェクト指向のすべてが分かるわけではありませんが、貴重な第一歩を歩み出すには良いきっかけになる本だと思いました。
なお、この本をベタ褒めしているのは、この本を購入する際に、筆者のただあきさんから鳩サブレをもらったからでは決してありません。決して!!
ちなみに現代的なオブジェクト指向プログラミングを学んでいくために、WEB+DB Press 132号の特集はなかなか良かったので、次のステップに移る際にあらかじめ読んでおくと良い道標になると思います。