O’ReillyのScala関係の本がScala3に対応して改版されました。
Scala3で大きな文法や言語機能に大きな変化が有った一方で、ライブラリは必ずしもScala3に対応しきれてはいない、という状況ですが、書籍類は続々とScala3対応版になっていますね。
まだメンテされ続けるScala2のコードも当然残るので、『Programming Scala』はかなり意識的にScala2と、Scala3で異なる部分を丁寧に説明しています(Scala3対応の機能のところには「3」のマークが付いています)。
『Scala Cookbook』は言語機能周りはScala3にアップデートされているので、OPTIONAL BRACES形式の文法で書かれている(つまり明示的にブロックのための括弧を書かない)一方で、ライブラリ関係はScala2に合わせているのでブロックのための括弧が書かれています。