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いつもコードのことばかり考えている人のために。

コードは、業務のレア度や重要度には関心を示さないのだ

noteからの転載

つまり、何が言いたいかと言うと、タイトルの通り”コードは、業務のレア度や重要度には関心を示さないのだ”ということ。

人間が意味を見出さないといけない。

重要な業務のロジックだから品質保証をしっかりやろう!と言っても、実行するコンピュータはそんなことに関心を示さないし、そんな色付けをできるプログラミング言語を、私は知らない。そこに人間が意味を見出さないといけない。

当たり前のようで、これがなかなかコンセンサスが得られないことなのだ。


コードに色は無いけど、人間はそこにレア度による優先順位を見出していて、「そこはめったに通らないルート」「ここはめったに通らないけど、バグが有ると死ぬルート」「ここが通るかはDBの調査が必要」「これが発生したら100年に一度の事件」みたいな層別を行っている。

ただ、それは後世の人は容易に区別することはできないので、全部同じ粒度、同じ優先度で必要!と思ってしまうんだけど、案外「一回も使われていない」みたいなルートが多数を占めていたりする。

ビジネスの人は「細かいことはいいんだよ」と言い、システムの人は「その細かいこも含めて先に全部揃えておかないと後で死ぬ」と思っていて、その価値観の差異が会話を困難にしているのかもしれない。