本エントリは、BGMに「僕らが旅に出る理由」を流しながら読んで下さい。
https://builderscon.io/tokyo/2019builderscon.io
特定の言語やフレームワークに特化したカンファレンスが多い中、buildersconは特定のテーマに縛られることの無い幅広さが魅力ですね(自分は見れていませんが、スーパーカミオカンデの発表はかなりTwitterのTLが盛り上がっていましたね)。
一方でPHP系のカンファレンスのように、間口が広い分、メインテーマのPHP以外の、設計や開発プロセスに関する話題もけっこう充実してきていて、必ずしもその言語を使っていないからといって最初から対象から外すのももったいないイベントも有ります。
もちろん、その言語、ライブラリに100%振り切ったカンファレンスもたくさんの学びが有ります。
(今年初参加だったScalaMatsuriはなかなかのディープなScalaトークだらけで、堪能しました。分からない悔しさが有りました)
この手のテックカンファレンス、無料も有りますが、たいていは参加費が5千円から1万円近くはかかるし、けっこう前からチケットを押さえないといけないので、それなりの覚悟はもって参加しないといけないわけですが、それでも参加するのはみんな自分の知見を惜しげもなく公開してくれるからです。
つまり、こういう気づきがあるわけです。
テックカンファレンスでの発表を聞いて思うことは「取り組んでいる課題の特性をどう捉えて、その特性に合わせて解決策を考える」という行為の大切さだよなって
— magnoliak🍧 (@magnolia_k_) September 1, 2019
取り組んでいる課題の特徴・特性をちゃんとまとめるって意外とできないなーって
その発表で触れられた知見が、直接今自分の課題につながること無いかもしれないし、実はずっと無いかもしれないけど、それでも「何を課題と捉えたか?」「その課題をどう特徴付けたか?」「その課題を解決するまでの道筋をどうつけたか?」といった話は、絶対に役に立つと思うんですよ。そして、それが一人一人やり方は違うけど、ちゃんと発表できるところまで整理されているって、日常の中ではなかなか無いと思うんですよね。
本を書いてる人とか、有名人とかだけじゃなく、普段は全然名前を見かけない人だってたくさん発表していて(むしろそうゆう人の方が圧倒的に多い)、その人たちが「どう考えて、どう行動したか?」って所を短時間でなぞっていけるって意味の有る時間の使い方じゃないかなって思います。しかも、合間の時間とか懇親会では直接そのスピーカーに話しかけ放題って考えると、更にお得感が増しますよね。
色んな人の思考の過程が辿れる…これが僕がカンファレンスへ行く理由です。
なので、みんなテックカンファレンスへ行った方がいいです。