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いつもコードのことばかり考えている人のために。

属人性をどう捉えるか?

「職場の属人性を排除して、誰でも同じ作業ができるようにしよう」みたいな話、よく話題になる。

でも、そのタスクのフェーズによって「属人性」が表す意味は変わってくる。

その作業が、その組織にとって完全にコモディティ化していて、誰でもできないと困る作業(会社のルールとして明確に定義されている事務手続きとか)は、特定の人しか知らない、できない、というのは確かに好ましくない。また、その作業自体が、一定以上の量が有り、多くの人数を揃えないといけないような特性が有る場合も、ムラが起きないようにしないといけない。

だけど、その人しか生み出せない”価値”に対して「属人性」というラベルを貼るのは違うんだけど、もう一方でその価値が一度発生すれば、ずっとそのままか?というそれも違ったりする。

また、別の価値を生み出すためには、どこかでそのことを他の人に委譲する時が必ず出てくる。

「属人性」という言葉は、割とネガティブに使われることが多いし、強い言葉なんだけど、うっかり尊重しないといけない「価値」に対して使わないように気をつけないとなって思った。


追記:onkさんのツイートをみて、ハッとした、それだ!