UNIXの歴史や、現代のコンピューティングにもたらした成果、みたいなテーマを扱った本はたくさん出版されているし、自分もよく読んでいる気がする。
UNIXやAWKの開発に携わったことで有名なブライアン・カーニハンのUNIXの開発に関する回顧録が出版されていたので、早速買って読んでみた。
- 第1章 ベル研究所
- 第2章 最初のUNIX(1969年)
- 第3章 第1版(1971年)
- 第4章 第6版(1975年)
- 第5章 第7版(1976年~1979年)
- 第6章 研究の先へ
- 第7章 商業化
- 第8章 子孫たち
- 第9章 遺産
回顧録、というタイトルの通り、ベル研究所での活動や、UNIXに関するさまざまな歴史的なできごとを振り返る構成になっていて、それ自体で何か新しい技術が身に付く、というものでもないけれど、我々が普段使っている技術に繋がるさまざまなツールがどのような時代背景から生まれたのか、それがブライアン・カーニハンの視点で語られるところが非常に興味深い
ちょっとした時間に拾い読みする、くらいの感じがいいかも
