Magnolia Tech

いつもコードのことばかり考えている人のために。

設計ナイト 2022 「トランザクションスクリプト」を開催し、登壇しました

年に一度のお楽しみ、設計ナイトを6/14に開催しました(去年はお休みしてしまったので、2年ぶりの開催でしたが)。

kichijojipm.connpass.com

今回のテーマは「トランザクションスクリプト」...マーチン・ファウラーさんの「エンタープライズアプリケーションアーキテクチャパターン(PoEAA)」で紹介されたアプリケーション構造に関するパターンの一つです。

当日の資料もアップされています。

kichijojipm.connpass.com

今回珍しく(?)、『トランザクションスクリプト起点の開発は、“なぜ”生まれるのか?』というタイトルで、登壇もしました。

スライドはちょっと当日のコンテキスト次第なところもあって、そのままアップしてもアレなので、割愛しますが、要はトランザクションスクリプトって”分かり易い”んですよね、という話をしました。

ユーザーからヒアリングしたユースケースをそのまま機能に写像し、機能単位に実装する要員をアサインできると、”分かり易い”ですね(誰にとって?) しかも、よりたくさんの人を同時並行でアサインできる

ドメインモデルや、共通設計を最初に作り込めば作り込むほど、コミュニケーションパスが増加し、相互の影響によるアジリティの低下が有るよね、という流れで話をしました。

それが良いか、悪いか、現代に合うか否かは別として、現実そこに存在する「価値観」は否定しすぎてはいけないのではないかな、と。

何かの意思決定は、何らかの価値判断に基づいて行われるものなので、それが何なのかは常に考えておくといいですね