2023/9/10 しばらく使ってみて、ちょっと書き換えた 2023/11/11 もうちょい追記した
いろいろなキーボードをリリースしているKeychronのキーボードの中でも変わり種の一つ、Keychron Q60を購入した。
キー配置がHHKB完コピになっていて、通常CAPS LOCKがある位置にCTRLキーが有るし、右上に「`」キーが配置されている。そして、カーソルキーはない。
Keychron Q60 QMK Custom Mechanical Keyboardwww.keychron.com
ただ、スペースキーがキー一個分、オリジナルのHHKBより右に長く、厳密に同じ配列ではないのだけど、普段右側の修飾キーをあまり使わないのでそれは全然気にならなかった。
また、有線専用モデルなので無線機能は、ない。
HHKBにない機能としては、バックライト機能や、キー配列のWinモードと、Macモードの切り替え機能、VIAによるキー配列のフルカスタマイズに対応している点が挙げられる。
また、筐体がHHKBと違って、プラスチックではなく金属なので、ずっしりと重い。
こちらのレビューによると、GroupByで限定販売されたものが2023年に入って一般販売されたものだそうだ。
一方で、キースイッチはメカニカルなので、キータッチ時の音は、静電容量式とは全然違う。Gateron G Pro Redが搭載されているモデルを使っているけど、軽快にキー入力を始めてしまうと、静電容量式のHHKBより明らかに周りの人が気にするくらいの音量になるので、周りの人への配慮は多少必要かも。
キー配列が英語版HHKBにすっかり慣れてしまって変えたくはないけど、いろいろなキースイッチの打鍵感を試してみたい人向け、というか、それ以外に買う人が居るのだろうか(価格も意外と高い)と思えるモデル。
MacとWinを結構頻繁に切り替えて使う人には、HHKBよりも便利(ディップスイッチをいちいち変えなくても、最適なモードにできる)なところもメリットかな。
通常のKeychronのキーボード配列だと、Keychron Q2あたりが近い気がする。 右上のINSキーを「`」に置き換えて、CAPS LOCKをCTRLに置き換えれば、ほぼ同じ操作感になる (カーソルキーが無いモデルだと、一番右上の位置がdeleteキーになってしまうので、ちょっとずれてしまう)
Keychron K6 Proもストロークの深い打鍵感が気に入っていて、継続して使っている。
2023/11/11 追記
しばらく使ってみて、キースイッチは「Kailh Clione Limacina Switch / Tactile」というタクタイルスイッチに変え、キーキャップは「CHERRY INDUSTRIAL KEYS」というモデルに変えて使っている。
Cherry Industrial Keysnovelkeys.com
相変わらず静音スイッチじゃないとすごい音になって、周りに人が居る環境での利用は躊躇するレベルなので、リモートワーク環境専用になっている。
また、販売元のKeychronのサイトでは、ベアボーンモデルしか販売されておらず、そろそろ終売を予感させる。
Keychron Q60 QMK Custom Mechanical Keyboardwww.keychron.com
他のHHKB配列キーボードも、本家HHKBも配列の切り替えスイッチが無い点が、どうにも日常的にMacとWindowsを切り替えて使う時の使いづらさにつながっているので、意外とこの機能があるだけでも便利すぎて、ストック用にもう一台買っておいてもいいんじゃないかと思わせるくらい気に入っている。