すっかり見えないところで当たり前のように使っているはずなのに今一つ理解が不完全なまま来てしまったのが「IPv6」。家のインターネット環境を一新したときに色々と調べたはずなのに、すっかり忘れてしまったので『プロフェッショナル IPv6 第2版』の紙版を購入して勉強しなおしています。
470ページに渡って、「そもそもIPアドレスとは?」から始まり、IPv6を学ぶために必要な情報が全部詰まっている、ほんと全部入りです。
個人的には、「ip a
」コマンドを叩くとアドレスっぽいものが複数出てくるけど、これ何?という疑問が解消したのと、DNS周りの仕組みが分かったので、非常に役に立ちました。
最近は、自宅インターネット環境にフレッツを使っていないのでNTTのNGN固有のIPv6事情には影響されることもないのですが、背景が興味深かったですね。
そしてこの書籍の凄いところは、電子書籍版はなんと無料で読めること。
企業スポンサーや、クラウドファンディングにより実現したそうです。
筆者への応援のため、価格付きのページも用意されています。
IPv4を分かっていると、何となく分かった気になってしまうIPv6……本当はしっかり理解しないといけないけど、どこから手をつければいいのか分からない……そんな時に、本書は体系的に理解するための最高の書籍で、かつ無料でも読めてしまうので、読まない理由がないです。年末年始のまとまった時間にぜひ読みましょう。