Magnolia Tech

いつもコードのことばかり考えている人のために。

10年前のRebuild.fmを聴いていると、技術に対する価値観の変遷を感じた

なぜかiPhonepodcastアプリの再生状態がリセットされてしまって、購読しているpodcastの再生回が分からなくなってしまった。

そこで、ふと一番よく聴いている宮川達彦さんのRebuild.fmを第一回から聞き直してみると、丁度10周年(先日のエピソードでそう言っていた)ということで、10年前の空気感が感じられて面白くなってずっと聴いている。

いくつかピックアップしてみると...

rebuild.fm

記念すべき第1回。

LTSVの話題が懐かしい。シンプルな解決方法なんだけど、色々な言語のパーサーが一斉に広がったところとか、インターネット感溢れるムーブメントだった、みたいな話が良かった。構造化ログの話を今でもしているので、そこに通じるものがありますね。

rebuild.fm

まつもとゆきひろさんを迎えての、Ruby20周年の話。

それから10年経って、今年30周年を迎えてもまだまだ進化を続けているところが凄い。

rebuild.fm

Perlコミュニティの話。

自分はPerlコミュニティが最初の出発点だったから、この辺の話がとにかく懐かしい。

今年もYAPC::Kyoto 2023という形でコミュニティの活動が続いているのも凄い。

rebuild.fm

全編Perlの話。

Perl 5.18の新機能の話だけで話題が尽きないところが、今ではもう無いなーという回。

rebuild.fm

この回が聞き直した回の中では一番面白かった。

出たばかりの頃のDockerに対する感想というか、ここからどう環境構築が変わっていくか、みたいな話が非常に興味深かった。

この先生き残るのか分からないけど、実際残った技術に対する出始めの頃の生の評価が聞けるのは貴重だなー。

rebuild.fm

Go言語の話。

Tour of Go、とりあえずやったなーみたいな頃。

rebuild.fm

なんとこの回からタイトルがRebuild.fmになった。

第1回からではなかったのだ。

rebuild.fm

Perlのツールチェーンとか、Perl6とかの話。これまた全編Perlの話だった。

rebuild.fm

この回もすごく興味深くて、ChromebookがマイクロUSBで充電できる、PCがUSBで充電できるなんて!という驚きが語られている。

その後のUSB PDの普及で逆に「専用のACアダプタが必要なの?」という方に時代が変わったのが面白い。


DockerとかGoが出始めて、Perlがメジャーな言語から外れてきている、そんな時代の転換期感がブログとか、書籍では分からない生々しさで面白かったなー。

まだ半年分くらいしか聴けてないので、移動時間とかに引き続き聴いてみよう。